同居当時はちょっとしたオルミゴンの思い付きと気遣いで野生動物の通り道に餌箱置いとくような感じで「好きに食ってくれ」ってメモ貼って食事多めに置いといたくらいスタートなんだけど、鍋の中身が減っていることに謎の達成感を覚えてしまって凝り性発動したってのはあるよ。
アンバル的にも前述の通り体を維持するカロリー摂れれば良かったからそこに安全(そこは当初からオルミゴンに対して無条件の信頼がある)な食料があって手間も無いから何考えてんだこのお人好しはって思いながらも口にしてただけなんだけど、食ってる現場に偶然居合わせた時にめちゃくちゃ嬉しそうな顔されたのは正直解せないといい。オルミゴンは人に物食わせるのが好き。
んでちゃんと食べててくれたんだなってチラチラ様子伺うようになって、その場に居て怒られないか、一緒に食べて逃げられないか、って段階的に距離縮めつつ、食事の様子を観察してもっといいもの美味しいもの好きな物~って凝っていったのかな。と。アンバルは別に見られようが視界の端に牛が居ようが勝手にしろ状態で無視してたけど、その距離を許すのはだいぶ心許してたよ当時から。他の人じゃしないだろそれ。
で、ただ食事はカロリー摂れればいいってだけとは言っても、そういって食事を毎日繰り返していく上でだんだん距離感は縮まっていったし、そうしたことで、小さく眉を顰めたり目元が緩んだり、口に運ぶペースが速くなったりあまり咀嚼せず飲み込んでたりなんかが分かってきて、なんでもいいと謳ってはいるけど深層に味の快不快はちゃんと存在してるのが分かるんだよね。初めから無かった訳じゃなくてちゃんとあった、それをゴンちゃんは食育で育てただけ。
これは何もご飯のことだけじゃなくて生活全般に言えることで、アンバルの好き嫌いの話になると得意げにワシが育てたと後方腕組彼氏面の牛が勝手に講釈たれてくるのはその辺が由来でなのだ。本当にアンバルは快不快をあまり自覚してないのでオルミゴンの方が知っているのは事実よ。
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